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インフレ目標あざ笑う、小売・外食“価格崩壊”


明けましておめでとうございます。 皆様、お正月はいかがお過ごしでしたか。 お正月休みも終わり、街に活気が戻ってきましたね。 今年も日宝をどうぞよろしくお願いいたします。
2013年より、弊社の最新情報や世の中の注目すべきルールなどをピックアップし、ご紹介していこうと思います。 是非ともお立ち寄りください。

さて、今年の第一回目はインフレのニュースについて触れてみようと思います。 安倍晋三総裁が25日、断固としたデフレからの脱却と、2%インフレ目標を設定する姿勢を明確にしました。 本日のコラムは私達の生活に密接に関係している、小売・外食産業のインフレ目標に対する姿勢に注目します。




大手スーパーが右に倣えと食料品や日用品の値下げに動くなど、個人消費をめぐる現場は値下げのオンパレードだ。12月16日の衆院選で大勝した自民党が 「政権公約」に掲げたインフレターゲット(物価目標)を「実需が伴わない空論」(経済団体幹部)とあざ笑うように、小売り・外食各社は「価格破壊」を飛び 越え、「価格崩壊」に一直線に突き進んでいる。
国内家具最大手のニトリは11月末、867品目の価格を10~40%の幅で引き下げた。同社がこれだけ大がかりな値下げに踏み切るのは、2010年10月以来、ほぼ2年ぶりだ。「国民の役に立っていればデフレは悪くない」。似鳥昭雄社長は、所得環境悪化に歯止めがかからない現状で、一方的に物価上昇目標を掲げる政策を疑問視する。
小売業の値下げは、ニトリに限らない。鈍い個人消費を刺激しようと、イオン、ダイエー、西友などの大手スーパーは、すでに値下げ競争の真っ只中だ。秋以降、 景気後退局面入りが濃厚になってきたことから、価格競争は一段と激化している。大手スーパーで“孤高”の値下げ慎重派・イトーヨーカ堂も売り上げ低迷で背 に腹は代えられず、12月1日に食料品、日用品約1000品目の価格を10~40%引き下げ、値下げ合戦に参戦した。
値下げ競争が沈静化していた 牛丼チェーンも、吉野家ホールディングスが運営する「吉野家」が牛丼並盛りを業界最安値250円で提供する新業態を出店したのを受け、最大手「すき家」を 展開するゼンショーホールディングスは、12年4月以来の値下げキャンペーンを12月初めに実施し、値下げ競争が再燃しかねない。ファストファッション も、ユニクロが看板商品の発熱保温肌着「ヒートテック」の価格を、昨シーズンから1~3割引き下げるなど、小売り・外食の現場はデフレモードに染まったま まだ。 売り上げ低迷の中での値下げ合戦は、お互いの体力を消耗させる。しかし、冬のボーナスは前年を割り込み、企業の大量人員削減計画が相次ぎ、 来春闘で賃金改善要求を見送る労組も出るなど、悪化する一方の所得環境に、小売りの現場は低価格を訴えるよりない。実需につなげ、消費を上向かせる保証もない金融政策に頼ったインフレターゲットに、小売りの現場からは「脱デフレはほど遠い」「安倍晋三・自民党総裁の一人芝居」と冷ややかな声も漏れ聞こえてくる。
インフレ目標あざ笑う、小売・外食“価格崩壊”:exciteニュース(2012年12月26日)より引用


本日のコラムは小売・外食産業のインフレ目標に対する姿勢に注目しました。
不景気の影響下にいる小売業界や外食業界は例え自身の首を絞める結果になっても値下げせざるをえない。というのが現状なので、インフレ目標に対しては否定的な姿勢のようです。 阿部晋三総理がこの現状に対してどのような施策を行なっていくのかが注目を浴びそうですね。

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