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有職者の8割弱が、マンションの共用部を「サードプレイスとして使いたい」と回答



先日は多くの地域で成人式でしたね。今年は天候に恵まれた会場が多かったようですね。
振袖や袴姿の新成人を街で見かけ、こちらも清々しい気持ちになりました。
さて、今日は「サードプレイス」について触れてみたいと思います。

(株)読売広告社都市生活研究所はこのたび、「自分の居場所(サードプレイス)に関する調査」の結果を発表した。
首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に住む20~70代の男女1,100人を対象として調査を実施したもの。
サードプレイスとは、都市生活における「家(ファーストプレイス)」でも「職場(セカンドプレイス)」でもない、自分が自分らしさを取り戻せるための「第三の場所」のこと。ここでは、特に有職者の通勤時間に注目し、都心生活者(職住近接)と都心近郊生活者(職住分離)のサードプレイスに対する価値観を分析している。

○通勤時間の長短によって、サードプレイスに求めるものに差
家でも職場でもない「自分だけの場所」を持っているかを聞いたところ、通勤時間が「10~30分未満」では24.6%、「30~50分未満」では27.0%、「50分以上」では26.5%と、通勤時間の長短に関わらず約4分の1の人が「持っている」と回答した。一方、「欲しいが持っていない」と回答した人は、「10~30分未満」では44.7%、「30~50分未満」では45.4%、「50分以上」では47.9%となり、同研究所では「通勤時間が長くなるほど増える傾向」と見ている。また、生活の中でサードプレイスが重要だと思うかを聞いたところ、「とても重要」と回答した人は、「10~30分未満」では33.0%、「30~50分未満」では36.2%、「50分以上」では38.7%となり、「全体に通勤時間が長い人ほどサードプレイスを重要視している様子がうかがえる」結果だという。
サードプレイスでの活動内容を通勤時間別に見ると、「10~30分未満」では「スポーツ」や「自然に触れる」が多く(表)、具体的に訪れているのは「スポーツクラブ/ジム/ヨガ」や「公園や河原、海などの屋外」が多い。このことから同研究所では「職住近接者が求めるサードプレイスとは、体を動かしたり感じたりしながら活動的に休息をとる、いわば“アクティブレスト”の場所であることがわかる」と分析している。「30~50分未満」では、「飲酒・飲食」が最も多く、具体的な場所も「カフェ/喫茶店」や「居酒屋/飲み屋など」と、「飲食が中心のいわゆる欧米的なサードプレイス」だという。「50分以上」では「何もしない」、「学び」が多く、「肉体的刺激の項目は影を潜め、活発に動くのではなく静かにメンタルリセット(気持ちを初期化)する場所が求められていることがうかがえる」と見ている。具体的な場所も「カフェ/喫茶店」、「映画館/美術館/劇場」、「図書館/ネットカフェ等」といった「精神的な満足感が得られる場所が上位を占める」結果となった。

○分譲マンションの共用部、8割弱が「サードプレイスとして使いたい」
同研究所では、大規模マンションやタワーマンション等、分譲マンションの共用部について、「そもそも中間領域的な位置付けの場所であり、お金がかかることもないため、魅力的なサードプレイスとも成り得る」と考えている。そこで、今後マンションに住む場合、そのマンションの共有部や庭が魅力的な場所であれば、そこを「自分だけの場所」として使いたいかを聞いたところ、通勤時間の長短にかかわらず、8割弱が「サードプレイスとして使いたい」(「ぜひ使いたい」「使いたい」「内容によって使うかもしれない・わからない」の合計)と回答した(図)。また「都心近郊の大規模マンションでは、キッズスペースや多目的スペースだけでなく、利用者が日常の猥雑さから心をリセットできることを意識した『書斎ブース』のような空間があってもよいのかもしれない」と提案している。

不動産ジャパン 2014年12月24日配信 有職者の8割弱が、マンションの共用部を「サードプレイスとして使いたい」と回答 より引用


最近はフィットネススタジオやジムがある大規模マンションもありますね。こういった場所はサードプレイスという使い方の他に、サークルなどのコミュニティを生み出す場所でもあると言えるでしょう。
「自分だけの時間」という点では、デスクやインターネットに接続したパソコンが設置されているなど、記事内にもあるような「書斎ブース」は魅力的かもしれません。 マンションを購入する側も建てる側も、ライフスタイルに合わせた共用部に注目してみてはいかがでしょうか。

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