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マネタリーベース残高、初の300兆円超え 4月末



ゴールデンウィークも終わり、通常の勤務に戻られた方も多いのではないでしょうか。この時期は、毎年「5月病」という言葉を耳にしますね。ゴールデンウィーク中に疲れが一気に吹き出し、体調不良に至る症状を指すそうですが、どんなに忙しくても気分転換は新入社員に関わらず必要ですね。新緑の下、スポーツで汗を流すのも良い気分転換になりそうですね。
さて、今日は日銀のマネタリーベースについて触れてみたいと思います。

マネタリーベース残高、初の300兆円超え 4月末

日本銀行は7日、4月末のマネタリーベース(日銀が市場に流し込んだお金)の残高が305兆円になったと発表した。残高が300兆円を超えたのは初めて。日銀は2%の物価上昇目標を達成するため、大規模な金融緩和を通じて国債などを買い、年80兆円のペースでマネタリーベースを急増させている。

朝日新聞デジタル  2015年05月07日配信 マネタリーベース残高、初の300兆円超え4月末 より引用


「日銀が市場に流し込んだお金」とはつまり、具体的には、出回っているお金である流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値ですね。4月末の残高は、前年比35.2%増で過去最高を更新したそうです。
マネタリーベースの構成要因ごとの月中平均残高は、金融機関の手元資金を示す当座預金が前年比56.8%増の206兆1602億円とこちらも過去最高。紙幣は同4.1%増の89兆5381億円、貨幣は同0.8%増の4兆6292億円だったそうです。
ただ、4月30日には日銀・黒田総裁が物価上昇目標の先延ばしを発表しており、日銀当座預金を中心に資金供給量の増加が続いていますが、増加した資金を民間の金融機関の融資などを通じてどのように市場に行き渡らせるかが課題になるのではないでしょうか。


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