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首都圏在住で住み替えを希望する人の約4割が、マンションへの住み替えを希望



7月になりました。海開きも各地で進んできていますね。ただ、まだ雨の日も湿気も多く、住宅のカビが気になるところです。
さて今日は、首都圏の住み替えについて触れてみたいと思います。

首都圏在住で住み替えを希望する人の約4割が、マンションへの住み替えを希望

(株)長谷工総合研究所はこのたび、「持家長期継続居住者の住宅に対する意識調査」の要約版を発表した。同社と(一財)ハウジングアンドコミュニティ財団が共同で、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で同一の持ち家に20年以上継続して居住する50歳以上の男女を対象として実施した、今後の住宅に対する意識調査の結果について、回答者の基本属性と、住み続け派と住み替え派の特徴を分析し、とりまとめたもの。 ※予備調査では、首都圏で持ち家に居住する50~79歳の男女(世帯主または配偶者)8,700人を対象として、平成27年1月9~13日にインターネット調査を実施した。本調査では、予備調査の回答内容を基に平成27年1月14~16日にインターネット調査を行い、1,110人の有効回答を得た。
■首都圏在住の住み替え意向者、マンションでは約2割
予備調査において、今後の住み替え意向を聞いたところ、「今後、住み替え意向あり」と回答した人の割合は15.8%となった。居住している種別ごとに見ると、マンション居住者では20.0%、一戸建て居住者では14.4%となり、マンション居住者の方が住み替え意向が高かった。都県別に見ると、埼玉県で17.2%、千葉県で17.2%と住み替え意向が高く、特に埼玉県のマンション居住者では24.7%と、4世帯に1世帯が「住み替え意向あり」と回答した。 本調査において、居住年数と年齢の関係について見たところ、同社では「調査設計の段階では年齢が高いほど居住年数も長いと考えていた」が、居住年数40年以上では50歳台が半数近くを占め(図1)、居住年数25~39年での割合よりも多い結果となった。年齢別の居住エリアを見ると、50歳台で都内23区内に居住する割合は32.7%で、60歳台(28.0%)や70歳台(21.0%)を上回った。
■住み替え派の約4割が、マンションへの住み替えを希望
本調査において「住み替え意向なし」と回答した「住み続け派」(全体542人、マンション271人、一戸建て271人)に、現在の住宅に住み続ける理由を聞いたところ、「住み慣れた地域・住宅に愛着があるとの回答が最も多く50%を上回る」結果となった。また、「生活・利便性を理由とする割合も高く、特に70歳台では40%を上回った」。今後も住み続ける住宅に対しては、「今後、増築やリフォーム、建て替えの検討が必要」と回答した人が約27%を占めた。 また、「住み替え意向あり」と回答した「住み替え派」(全体568人、マンション298人、一戸建て270人)に、住み替えたい理由を聞いたところ、「現在の住宅に対する不満が最も多く、特に50歳台、60歳台では30%を上回る」結果となった。住み替えを希望する住宅について聞いたところ、「住み替え派」全体では、「持ち家(マンション)」が42.3%と最も多く(図2)、次いで「持ち家(一戸建て)」(33.7%)、「高齢者向け住宅」(9.5%)の順となった。居住している種別ごとに見ると、「持ち家(マンション)」への住み替えを希望する割合は、マンション居住者で48.3%と半数近くを占め、一戸建て居住者でも35.5%と多かった。
同社では「従来、住宅双六の上がりと思われていた一戸建て住宅からの住み替え希望もあり、さらにマンションを希望する人も多いなど、一戸建て住宅からの住み替え需要も多様化している」と分析している。

不動産ジャパン  2015年06月24日配信 首都圏在住で住み替えを希望する人の約4割が、マンションへの住み替えを希望 より引用


居住年数が40年以上の年齢別割合において50代が半数近くに増加していることや、都内23区内に居住する50代の割合が高くなっているといった部分については、相続の影響もあると考えられますね。 また、最近はシニア向けマンションも都内では多くなっており、介護が必要な方も入居できる物件もあるようです。24時間スタッフ常備など、安全面もマンションを希望する割合が多い理由かもしれません。
住み方や住み替えの需要も多様化しているようです。更に、空き家などの住宅ストックにも感心が高まっており、住宅ニーズも多様化していくでしょう。


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