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「マンションのフリマ」など注目集まる不動産×ITの「Real Estate Tech」



 こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
 明日は11月11日「ポッキー&プリッツの日」です。この「ポッキー&プリッツの日」をインターネットで検索してみると、日本記念日協会の認定を受けていると書いてありましたので、日本記念日協会のWebサイト見ると様々な楽しい記念日がたくさんありますね。是非一度様々な記念日を見て下さい。
 さて、今日は先月紹介した金融とITを融合させた「FinTech」に続き、不動産とITを融合させた「Real Estate Tech」について紹介いたします。

「マンションのフリマ」など注目集まる不動産×ITの「Real Estate Tech」

 (不動産取引では、賃貸や売買を問わず消費者が持つ情報が圧倒的に少なく、不公平で不透明だという見方が強かった。近年、金融とITを融合させた「FinTech」や教育との融合である「EdTech」などに続き、不動産とITとの融合「Real Estate Tech」に注目が集まっている。

■「Real Estate Tech」の流れは米国から

 全住宅市場に占める中古住宅戸数の割合は日本では1割強という調査結果が出ている。中古住宅が約8~9割を占める米国、英国に比べると差は一目瞭然だ。このような理由は、資金不足と情報不足にあるとされている。そこで情報不足による格差を是正すると期待されているのが、不動産テクノロジー企業・サービス「Real Estate Tech」だ。

 不透明で高い検索費用と取引成立まで長い期間を要する不動産に対して、不動産とITの融合によって、低コストで迅速な取引成立を可能にしている。オープンデータやビックデータを用いたこれまでの不動産業界では考えられなかった取り組みが行われている。

 この流れは米国で2013年以降に急拡大している。日本では2015年5月に世界最大をうたう不動産見本市「MIPIM」が開催された。そこでは日本の「Digital Revolution」のセッションも開催。日本でもITとの融合に徐々に注目が集まっていることを伺わせる。日本でも近年、データをオープンにする動きが出てきており、国土交通省の不動産取引価格情報や不動産価格指数の公表など情報基盤が整備されつつある。

■日本にはどんな会社・サービスが? 8社紹介

 日本の不動産業界においても日本版「Real Estate Tech」と呼ばれる企業が誕生している。ここでは主な8つの企業・サービスを紹介する。

◆マンションマーケット「将来売りたい物件の査定ができる」

 2014年5月設立のマンションマーケット社(東京都千代田区)が運営するサイト。同社は中古マンションの売却に特化した企業だ。将来売りたい物件の査定も可能。「ネット不動産で、売却をスマートに」というコンセプトを掲げ、ネットを活用することで従来よりも「より安い手数料で、より物件を高く販売すること」の実現を目指している。

◆HowMa「地図上で相場情報を確認しながら売買物件が検索できる」

 コラビット(神奈川県横浜市)が運営する不動産売買サイト。地図上で相場情報が確認できることなどが特徴。会員登録なしで気軽に検索でき、視覚的にも相場と比較できることも便利だ。

◆Housmart「不動産売買をユーザー同士が直接する“中古マンションフリマサービス”」

 2014年10月設立のHousmart(東京都渋谷区)。House(住居・不動産)、Smart(スマート・賢い)、Mart(市場)の3つが由来。不動産業者に任せるしかなかった不動産売買の取引をユーザー同士が直接取引できるようにしたwebサービス(Housmart)を運営。不動産売買における不透明な部分を取り除き「自由で健全な不動産市場の実現」を目指している。

◆jikauri「投資用マンションを売却・購入できる不動産投資の直販サイト」

 投資用不動産を売りたい人、買いたい人をつなぐサイト。リーウェイズ(東京都渋谷区)が運営。大きな取引だけに単なる売買機会の提供ではなく、コンシェルジュが低い手数料でサポートする。1500万件超のデータを用いて登録物件の適正な家賃相場が分かることや、プロが使う投資収益シミュレーションも有料だが使うことができる。

◆IESHiL「ビッグデータを活用して独自査定した中古物件が都内に2万」

 求人サイト運営のリブセンス <6054> (東京都品川区)が運営する中古物件の価格検索サイト。不動産市場の透明性や不動産流通の活性化を目指している。ビッグデータを活用し、独自査定した都内約2万件の中古物件が検索できる。リアルタイムの価格検索と透明性の高さを売りにしている。今後、透明性を追求したレーティングや不動産サービスなど本格的なサービスが公開予定。

◆Houselog「住宅の記録(ログ)をアップして不動産物件の魅力を紹介する」

 Houselog(東京都中央区)が運営するサイト。売り主が写真などを登録し、自ら物件の魅力を紹介するサイト。物件の価格だけでなく、リフォーム内容、周辺のお店、物件から見える景色など付加価値も伝えられることがメリットだ。

◆不動産価格推定エンジン「ソニーの技術で開発した検索サイト」

 ソニー不動産(東京都中央区)が有する不動産査定のノウハウと親会社であるソニー <6758> のR&Dのディープラーニング(深層学習)技術を合わせて開発した検索サイト。ビッグデータから算出した推定価格を基に消費者の意思決定をサポートする。

◆TATERU「アパート投資に関する総合サービス提供」

 「ネット」と「リアル」でアパート投資に関するサービスをトータルに提供しているインベスターズクラウド(東京都港区)。オンライン上での土地マッチングからデザインアパートの提案、建築、賃貸管理まですべて提供する「TATERU」や、アパート経営の動画学習サイト、ウェブマガジンなども提供している。


リブセンスのような異分野からの参入も今後続くと見られる。ネットで不動産が取引できる環境が整えば、不動産取引の透明化が進み不動産流通の活性化に一役買うはずだ。現に大企業もビッグデータを投資意思決定や都市開発事業にも活用し始めている。旧来型の囲い込みによる収益確保のビジネスモデルは、いつか淘汰されるのかもしれない。(ZUU online 編集部)


ZUU online 2015年10月25日配信 「マンションのフリマ」など注目集まる不動産×ITの「Real Estate Tech」 より引用


 全住宅戸数に占める中古住宅戸数の割合が日本は1割強であるにも関わらず、米国と英国では8~9割占めることには驚きました。今後、日本の中古住宅市場は米国と英国のように増えていくのか中古住宅流通の現状を調べましたが、ここ20年で若干の右肩上がりでほぼ横ばいでした。
 ただし、今回ご紹介した「Real Estate Tech」の普及により、日本も現状よりさらに不動産流通が活性化されるかもしれません。
 「Real Estate Teech」も「FinTech」も、現在、至る所で「Technology」を耳にするようになりました。今後さらに「Technology」が増えることによって、私たちの日々の生活や労働などを楽に豊かにしてくれると良いですね。


不動産担保ローンの日宝より
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