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近所の空き家には「誰かに定住してほしい」が半数以上。民泊の認知度は8割強



こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
18日、気象庁は九州から中国、近畿、東海が梅雨明けしたとみられると発表しました。関東もまもなく梅雨明けと言われています。今年の夏は暑くなるそうなので、熱中症対策は万全を期して行いたいですね。
さて、今日は空き家と民泊に関する意識調査に触れてみたいと思います。

近所の空き家には「誰かに定住してほしい」が半数以上。民泊の認知度は8割強

綜合警備保障(株)(ALSOK)はこのたび、「空き家・民泊に関する意識調査」の結果を発表した。「平成25年住宅・土地統計調査」で全国の空き家が820万戸に達したことや、訪日外国人数が急増し、空き家の活用法の一つとして「民泊」が注目されていることを受け、近隣住民・不動産オーナー・利用者という3つの側面に立ち、平成28年5月13~17日に、東京・大阪在住の30歳以上の男女500人を対象としてインターネット調査を実施したもの。

■近所や生活圏に空き家・空き部屋がある人は約3割、4割強が快く思っていない
自分の家の近所や生活圏に空き家・空き部屋があるかを単一回答で聞いたところ、「空き家・空き部屋がある」と回答した人の割合は31.0%を占めた。「空き家・空き部屋がある」と回答した155人に、空き家・空き部屋についてどう思うかを複数回答で聞くと、「不安だ」(32.3%)が最も多く、「危険だ」(15.5%)、「汚い」(12.9%)、「迷惑だ」(7.7%)と合わせると、「44.5%の人が快く思っていないことが分かった」という。また、「もったいない」は25.8%だった。
自分の家の近所や生活圏にある空き家・空き部屋について、どうしてほしいと思うかを複数回答で聞いたところ、最も多いのは「売却して、誰かに定住してほしい」(45.8%)で(表1)、次いで「賃貸物件として、誰かに定住してほしい」(30.3%)、「取り壊して更地にし、土地を活用してほしい」(25.8%)の順となり、「売却して、誰かに定住してほしい」と「賃貸物件として、誰かに定住してほしい」を合わせると「56.8%が不特定多数が出入りするのではなく、誰かに定住してほしいと思っていることが分かる」結果となった。

■8割超が「民泊を知っている」。「所有する空き家を民泊として貸し出したい」も3割弱
空き家や空き部屋の活用法として『民泊』が注目されているが、「民泊についてどの程度知っているか」を単一回答で聞いたところ、「知らない」と回答した人の割合は17.8%で、「民泊を知っている」は82.0%だった。
現在、旅館業法の改正や住宅地でも民泊を容認するといった民泊の基準緩和が進められているところだが、基準緩和について単一回答で聞いたところ、「緩和に賛成」は8.6%、「ルールを作った上での緩和であれば賛成」は42.6%と、賛成意見が「緩和に反対」(23.2%)を大きく上回った。また、どのようなルールがあれば基準の緩和に賛成か(複数回答・総数213人)を聞くと、「防犯対策をする」(70.9%)が最も多く、次いで「騒音対策をする」(63.8%)、「宿泊者のチェックアウト後には清掃業者を入れて清潔に保つ」(54.0%)、「防災対策をする」(50.2%)、「地域のごみ集積所にごみを出さない」(46.0%)の順となった。

不動産を持っている164人に、自分の持っている空き家・空き部屋を民泊として貸し出したいと思うかを単一回答で聞いたところ、「貸し出したい」は28.1%(「とてもそう思う」11.6%、「そう思う」16.5%)を占めた。一方、「貸し出したくない」は72.0%(「そう思わない」42.7%、「あまりそう思わない」29.3%)だった。
民泊を利用してみたいと思うかを単一回答で聞いたところ、「利用してみたい」は17.4%(「とても利用してみたい」4.4%、「利用してみたい」13.0%)だった。どんな物件であれば民泊を利用してみたいと思うかを複数回答で聞いたところ、35.0%は「どんな物件だろうが、民泊は利用したくない」と回答したが、「65.0%の人は、条件が整っていれば利用したいと回答した」という。条件については、「清掃が行き届いている」(38.2%)が最も多く、次いで「価格が安い」(36.6%)、「防犯対策がしっかりしている(貴重品や鍵の管理や侵入対策など)」(36.2%)の順となり(表2)、「『その国ならではの体験』や『デザイン性』といった情緒的な価値より、安全安心が重要視されていることが分かった」と同社では見ている。

不動産ジャパン 2016年07月06日配信 近所の空き家には「誰かに定住してほしい」が半数以上。民泊の認知度は8割強 より引用


民泊サイト「Airbnb」によると、世界でAirbnbを利用したゲスト数は2015年6000万人を超えたそうです。これは、前年の350倍にもなるとのこと。
中でも日本は全世界で一番早い伸びを見せていると言われており、日本人ユーザーの海外での利用は285%伸びとなったそうです。また、Airbnbユーザーによる日本への経済効果は年間2219.9億円、地元の雇用創出は2万1791人だったとのことです。
今は「貸し出したくない」という意見が多いようですが、空き家をリフォームして民泊施設として利用することができれば、空き家問題も宿泊施設不足の問題も両方解決することができますね。安全面を確保しながら、普及することに期待したいです。


不動産担保ローンの日宝より
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