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休眠預金で子ども支援 毎年500億円、法案成立へ



 こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
先日、ぐるなび綜研による「今年の一皿」が発表され、今年は「パクチー料理」が選定されたそうです。女性を中心に人気があるパクチー料理は、エスニック料理における「薬味」の存在から近年「主役」に転じ、サラダや鍋、カクテルなど様々なバリエーションで提供されるようになりました。苦手意識があり、食べたことがないという方は、この機会に一度試してみるのも良いかもしれません。
 さて本日は、2日に成立した「休眠預金活用法」について触れてみたいと思います。

休眠預金で子ども支援 毎年500億円、法案成立へ

金融機関に預けられたまま10年以上お金の出し入れがない「休眠預金」を民間の公益活動に使うための「休眠預金活用法案」が今国会で成立する見通しになった。毎年500億円程度が、難病の子どもを持つ家族の支援や、児童養護施設に入っている子どもの進学支援をするNPOの活動資金などに充てられる見込み。
 同法案が1日の参院財政金融委員会で自民、公明、民進などの賛成多数で可決された。2日の参院本会議で成立する方向だ。毎年約1千億円が新たに休眠預金として扱われており、このうち半分程度を払い戻しに対応できるよう残し、残りを公益活動の支援に回す。

朝日新聞デジタル 2016年12月02日配信 休眠預金で子ども支援 毎年500億円、法案成立へ より引用


 預金が休眠扱いとなる目安は、5年から10年とされています。これは、預金者は銀行に対して債権を持っていますが、法律で銀行は5年間、信用金庫などは10年の間、権利を行使しないと時効が成立し、権利が消滅すると定められているからだそうです。
しかしながら、全国銀行協会では、自主ルールとして、一度休眠扱いになった預金でも引き出すことができるとしています。
 休眠預金を活用する対象分野としては、(1)子どもや若者、(2)社会生活を営む上で困難を有する社会的弱者、(3)困難な状況に直面している地域を想定しているそうです。
 こうした取り組みは、イギリスや韓国ではすでに実施されています。イギリスは、2009~2011年に休眠預金となった473億円のうち190億円を返還請求用に確保し、186億円を低所得者層の子供の教育や社会的起業の支援に使用しました。
韓国では、1997年のアジア通貨危機の際に、銀行が国から支援を受けたことをきっかけに、「公的支援を受けている銀行が休眠預金で利益を得るのは正しいのか」という意見から、2007年に新法を制定し貧困層への融資や社会的起業の支援をしています。
 今回の法改正については、活用団体が全国で一つしか選ばれていないことなど、透明性について疑問視する声もあがっているそうです。 活用団体の複数化や透明化はもちろんのこと、休眠預金が子どもたちの支援に正しく使われることを期待したいですね。


不動産担保ローンの日宝より
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