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外資金融出身、刺激求めて スタートアップに転職続々 資金調達・組織作り、経験生かす




こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
「アジアの五輪」といわれるアジア競技大会に、日本人のゲームプレーヤーが代表として出場する可能性があるそうです。2018年8~9月にインドネシアのジャカルタで開かれる大会で、ゲーム対戦競技のeスポーツが公開競技に採用されたためです。
eスポーツに限らず、スポーツ選手が日本代表として五輪や総合スポーツ大会に出場するには日本オリンピック委員会(JOC)の承認が必要になります。日の丸ユニフォームを着た選手が新しいスポーツで活躍する姿を期待したいですね。
さて、今日は増加している外資金融企業からスタートアップへの転職について触れてみたいと思います。


外資系金融機関の出身者が、スタートアップ企業の成長を支える幹部人材として活躍する場面が広がってきた。豊富な専門知識や交渉力を生かし、資金調達や組織づくりなど幅広い分野で実力を発揮。新産業を創る起業家とリスクマネーを供給する資本市場の橋渡し役となっている。
 4月に東証マザーズに上場した人工知能(AI)開発のHEROZ(ヒーローズ)。上場を支えた浅原大輔最高財務責任者(CFO、38)は近年の「外資系→スタートアップ転職」の先駆けだ。

ゴールドマン・サックス証券(GS)時代にメガバンクの1兆円増資などを担当。転機は2011年の米国留学時だ。同級生のバンカーが西海岸のスタートアップに次々転じ、刺激になった。
 13年、ヒーローズ開発の将棋アプリがプロ棋士を破ったニュースを知り衝撃を受けた。幼少期から将棋好きで京大大学院でAIを学んだ縁もあった。一時帰国し従業員数15人ほどのヒーローズを訪ね入社を決めた。
 浅原氏は社内体制の整備や、バンダイナムコエンターテインメントなど大企業からの出資受け入れを主導。「営業や人事などの総合的な視野が身についた」と語る。
 こうした動きが顕在化したのは10年代前半。若い企業にとって、豊富なビジネス経験を持つ人材を迎える利点は大きい。
 マネーフォワードの金坂直哉氏(33)は14年、当時は経理もいない同社に転じた。社内の仕事を「見える化」し、事業計画を定量的に説明できるように変えた。14年以降の同社の調達額は、17年の上場時を含め約70億円。「GS時代の外国人の上司から顧客視点や修羅場の交渉術をたたき込まれた」経験が生きた。
 レノバの森暁彦氏(37)、メルカリ(東京・港)の長沢啓氏(42)もGS出身。元同僚の活躍を見て転職した。
 18年2月にはビザスク(東京・目黒)が瓜生英敏氏(43)をCFOに起用し、業界で話題を呼んだ。瓜生氏はGSで東芝の子会社、東芝メモリ売却を手がけた人物。金坂氏ら後輩の前向きな転職が増え、「こういう人材もスタートアップに行く時代になった」と関心を持ち転職を決めた。
日本経済新聞 2018年5月19日配信 外資金融出身、刺激求めて スタートアップに転職続々 資金調達・組織作り、経験生かす より引用


上記の方々以外にも、2017年12月、総額101億円の大型増資を決めた宇宙資源開発のアイスペース(東京・港)の財務・経理部門の実務責任者を務めた野崎順平氏(37)はメリルリンチ日本証券の出身です。
 野崎氏はメリルリンチ在籍の16年ごろ、トヨタ自動車がアメリカでスタートアップ投資を始めたとニュースで聞き時代の変化を感じたそうです。「アドバイザーではなく、自分でリスクを取る仕事をしたい」と、17年4月にアイスペースに入社したそうです。宇宙資源の探査・開発にかかる巨額な費用を、メリルリンチ時代にM&Aや財務の助言したこともある東京放送ホールディングスを含む13社から調達したとのことです。
 高級飲食店の予約サービスを運営するポケットメニュー(東京・渋谷)の小山達郎CFO(38)は、モルガン・スタンレー証券やUBS証券など外資系出身で、もともとポケットメニューの利用者だったそうです。転職後は資金調達のみならず、人事制度も手がけているとのこと。「CFOだけの仕事をやっていてもつまらない。組織をどう変えていけるかに興味がある」と話しているそうです。
金融危機以降、世界的に規制が強化され、「外資系にいても新しいことに挑戦しにくくなった」との声もあり、スタートアップに人材が移る一因になっているとも考えられています。経験値豊富な人材を獲得しようとしているのは、スタートアップだけではありません。今後ますます人材獲得競争が激化しそうですね。



不動産担保ローンの日宝より
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