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日銀資産548兆円、戦後初のGDP超え金融緩和で国債大量購入来年にも世界最大の中銀に




こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
インターネット依存が疑われる中高生が、全国で推計93万人にのぼるとする調査結果が 厚労省の研究班によって発表されました。 研究班は、多くの子どもが成績低下などの問題が起きているとして、医療や相談などの体制を整える必要があるとしているそうです。
インターネットを利用して自宅学習ができる教材などもあり、一概にインターネットが悪いとは言えないと思いますが、医療や相談などの体制は早急に必要かもしれません。
さて、今日は戦後初のGDP超えとなった日銀資産に触れてみたいと思います。



日本銀行の総資産が平成29年度の名目国内総生産(GDP)を上回る水準に達したことが18日、分かった。直近年度のGDPを超えたのは戦後初めて。日銀は25年に開始した大規模な金融緩和で国債などを大量に買い続けている。物価低迷に伴う緩和長期化で保有額は今後も膨らむため、来年にも世界最大の資産を持つ中央銀行になる可能性がある。
今月10日時点の日銀総資産は548兆9408億円に上り、29年度の名目GDPの548兆6648億円を2760億円上回った。
大規模緩和が始まる直前(24年度末)の総資産は約164兆円で、5年余りで3・3倍に膨らんだ。大半を占めるのは国債の466兆973億円。株価を下支えするため購入している上場投資信託(ETF)は21兆741億円だった。
日銀は25年に“異次元緩和”を開始し、大量の国債購入などで世の中に出回るお金の量を2倍、3倍と増やしてきた。ただ、物価上昇率は目標の2%に遠く及ばず、先月の金融政策決定会合で32年度の予想値を1・6%に下方修正するなど持久戦を余儀なくされた。
今年3月末時点の総資産を比べると、約528兆円の日銀は485兆円の米連邦準備制度理事会(FRB)を既に上回り、572兆円の欧州中央銀行(ECB)にも迫る。ECBは金融緩和の正常化で国債買い入れ額を減らしており、日銀がこれまで同様の規模で買い入れを増やせば、ECBを抜き総資産で世界一になるとの指摘がある。

日本経済新聞 2018年8月19日配信  日銀資産548兆円、戦後初のGDP超え金融緩和で国債大量購入来年にも世界最大の中銀に より引用


日銀は、2013年に開始した大規模な金融緩和で日本国債などを大量に買い続けています。日銀は国債を購入することで、世の中に出るお金を増やしたいと考えていたようです。しかしながら、インフレ目標は達成していません。
日銀の金融緩和について、国際決済銀行(BIS)の元チーフエコノミスト、ビル・ホワイト氏は4年近く前の2014年11月に、「日本銀行は世界の他の中央銀行を上回る金融緩和策を行っている。これを勇敢というよりも無謀だと見なしている人は正しい」と指摘をしていました。
リーマン・ショックの後、主要国の中央銀行はこぞって大規模金融緩和で大量の資金を市場へ供給しました。リーマン・ショックから10年が経過し、米欧の中央銀行は、緩和を縮小。正常化への舵を切っています。
これに対し、日銀だけが大規模な緩和路線を続けています。先月末、「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」と名づけた新方針を発表しました。
「フォワードガイダンス」と呼ばれる将来の金融政策を事前に約束する手法を新たに導入し、「当分の間、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持する」こととしました。
世界全体が好景気へと転換している中、日本だけが回復できていないと考える人は多く、内閣府が発表する景気動向指数が回復していても、実感はできていないようです。9月は自民党総裁選が行われます。この総裁選の結果は、日本全体に影響があるでしょう。注目したいですね。



不動産担保ローンの日宝より
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