事業承継、金融機関が相談乗ります 東京都が促進策
こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
マクドナルドのハッピーセットについてくるプラスチック製おもちゃの廃止を訴える運動がイギリスで起こっているそうです。32万5000人の署名が集まり、環境相も運動を後押ししているとのことです。ハッピーセットをはじめとするおもちゃの多くは、多種類のプラスチックや、プラスチックと他素材の複合材料でできているため、リサイクルできないことが多いことが問題になっているようです。おまけも環境との両立を考えなくてはなりませんね。
さて今日は事業継承について触れてみたいと思います。
帝国データバンクの調査では、2019年上半期(1~6月)の「人手不足倒産」が89件発生したことが明らかになりました。前年同期(2018年1~6月)を27.1%上回り、2013年の調査開始以降で過去最多を更新したそうです。企業における人手不足感が過去最高レベルに達するなか、人手不足倒産は2019年も引き続き大幅な増加傾向にあり、通年で過去最多を更新する可能性も出てきているようです。
業種別にみると、最も多かったのは「建設業」の32件だったそうです。2018年上半期(18件)と比較すると約2倍の水準となっており、慢性的な作業員や施工管理者の不足が深刻化していることも影響しているようです。
昨年6月、このように深刻さを増す後継者不足解消を目的として、家業の経営資源を活かして新たな事業を起こす中小企業の若手後継者を支援する「一般社団法人ベンチャー型事業承継」が発足しました。企業の休廃業は急増しており、伝統技術やサービスが失われるといった様々な問題が起きています。
そこで、一般社団法人ベンチャー型事業承継は、アイディアソンなどのイベントを開催したり、理事である株式会社マクアケと協力しクラウドファウンディングを通じて資金調達の手助けをしたりしているそうです。代表理事の山野千枝氏は、「従来は『第二創業』『経営革新』などと呼ばれていた新規事業や業態転換、新市場への参入を『ベンチャー型事業承継』と位置づけることによって、新たに挑戦する若い後継者を増やしたい」と記者会見で語ったそうです。
同族企業は好不況の波に左右されず安定的な収益を生み出せるというデータもあるそうで、今後も事業継承の問題は注目したいですね。